夫と結婚して、1年経ちます。
夫は、亭主関白タイプの家庭で育ったせいか、私が仕事を持っていても、主たる家事は私に任せていました。
私も、その思いに応えようと、多少のことがあっても、仕事にも家事には手抜きをせずにいました。
結婚1年の記念日が来る頃、私は家事や仕事をちゃんとしているつもりなのに、夫からの評価やねぎらいの言葉がないのに疲れてしまい、ついに
「どこまでちゃんとやれば認めてくれるの?!」と、夫に食ってかかってしまいました。
一方の夫は、私の家事に対する取り組みに不満があったわけではなく、単に、ねぎらいの言葉をかけるという習慣が身近になかったので、どういうタイミングでどう言えばいいのか、分からなかっただけなのだそうです。
それを聞いた私は脱力してしまい、「言われないと分からないよ?」と言うしか出来ませんでした。
その時は、夫と険悪な雰囲気になりました。
それから一週間後。
険悪な雰囲気もなくなっていき、いつもの日常に戻っていったとき、夫が、「いつも頑張っているから、たまには外食しない?」と言いました。
なんだか変な展開だなと思いつつ、店を明日予約してあるということで、次に日に行ってみました。
料理を食べ、ゆっくり話をしていると、突然夫が手紙を出してきました。
「いつも一生懸命やってくれて、ありがとう。言葉にしなくてごめんね。恥ずかしくて言えなくて、手紙にしました。これから少しずつ言っていくから」と書かれていました。
私はなんだか嬉しくて、でも言葉で言ってほしいと思いましたが、少しずつ言っていくというので、それを期待しています。
時折、私に感謝の気持ちを言ってくれるようになり、頑張ってくれている夫が微笑ましく、そして好きです。