婚活サイトについて、もう辞めようと考えていた折、1通の挨拶文が私の所に届きました。
文面を見ると、私と同じ区に住み、少し私とメールでお話がしたいということでした。
心が腐りかけていた時にメールをいただき、これは縁かもと思い、私はその女性とメールを始めました。
今、女性と書きましたが、多分女性と言った方が正しいです。
その女性(多分)の方のプロフィールを見ると、写真は使われていなく、アバタ―でした。
髪の毛が長く、スレンダーで綺麗な女性のアバターでした。
もしかしたら、男性がいたずら目的で婚活サイトに入り、女性のフリをして男性とやり取りをしているかもしれないですし、やり取りの中で何かこちらが付け込まれる要素を出したら、お金を要求してくるかもしれない。
また、婚活サイトの女性社員が、男性会員を繋ぎ止める形で、上手くいっていなく婚活サイトを辞めそうな男性に対して、メールを出し暫くやり取りをして、もしかしたら婚活サイトをもう少し続けたら出会いがあるかもと思わせる形で、やり取りをしていたかもしれないと考えました。
実際、婚活サイトでは、男性が女性のフリをして男性会員からお金を要求したり、女性社員が女性会員のフリをして男性会員を繋ぎ止めているのではということが言われています。
婚活サイトに入会する時は、性別は自己申告ですし、私も婚活サイトに入会する際に、自分の性別や年齢、趣味などを書き入れる時に、これだと本当のことを申告しなくても、嘘がまかり通ってしまうなという印象を持ちました。
まあ、彼女が欲しいという思いが強く、真剣に婚活している人も多いのではないかと考え、婚活サイトに入会しました。
年収に関しては源泉徴収票を、独身かどうかについては独身証明書の提出がありますが、いずれも任意です。
このあたりが婚活サイトの問題点です。
プロフィールは自己申告であり、真剣な出会いを求めて本当のことを書いている場合もありますし、そうでない場合もあるということがありました。
私にメールをくれた女性ですが、メールのやり取りはレスポンスが早く、メールの返信が遅い女性が苦手な私としては良かったです。
内容に関しても、食べ物(甘い物)の話で盛り上がったり、今度行きたいレストランの話で盛り上がったりして、良いかもという印象がありました。
一日最低一往復のやり取りがあり、仕事を終えて彼女にメールし、その返事が来るまでワクワクしながら待ち、彼女の返信内容に嬉しくなったりということが続きました。
私は東京の西の方に住んでいますが、彼女もその区に住んでいるということでしたが、時折地元トークが通じないということこがありました。
本当に同じ区に住んでいるのかなと思うことはありましたが、全く地元トークが通じないということはなかったので、そういう女性もいるだろうと思っていました。
メールのやり取りをしていると、好きなものの共通点も多く、メールの返信も感じの良いものであったので、段々彼女に対して好意を持つようになっていました。
この時点で彼女の写真を見たことはなく、アバターの画像を見ながら、多分実際はこんな人だろう、髪が長くて、アバターだと目がくりくりしているけれど、実際に目がくりくりしているかも、などと想像しながら、そろそろ彼女と会おうか、連絡してみようかなと考えていました。
彼女とメールのやり取りをしてからは、他の女性会員に挨拶メールすることもなく、その前の時点で婚活サイトはもう辞めようと考えていたぐらいだったので、メールをくれた彼女とのやり取りしか考えられず、彼女との出会いがうまくいかなかったら今度こそ辞めるという思いでいました。
自分の感情を抑えられなくなった私は、意を決して彼女に、「今度、会いませんか」というメッセージを送りました。
ちょうど仕事が終わって19時頃に彼女にメールしました。
会いたいと言って、彼女からしてみたら、まだメールでのやり取りをしていたいかもしれないし、迷惑かもと思いましたが、どうしても会ってお話がしたかったので、メールしました。
メールを送った後、携帯が鳴る度に恐る恐るメールを開くという状態でした。
なかなか彼女からメールがなく、家についてお風呂に入って、出た瞬間に携帯を見て、あー、まだメールが来ていないという状態があり、その後も何度も携帯を確認するということがありました。
結局、その日は、彼女からメールはありませんでした。
今まで、返信が次の日になることはなく、必ずその日のうちに返信してくれていたので、私は嫌われたかもと考えました。
「これまで彼女とメールし、楽しいワクワクした気持ちでいっぱいだったけれど、嫌われてしまったかもしれない。会いたいという気持ちは私としては自然なものだったけれど、彼女からしたらまだ早かったり、迷惑だったかもしれない」という風に考えてしまいました。
その一方で、もしかしたら、今日は仕事ですごく遅くなり、