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婚活デートの思い出-素直でいればよかった

婚活デートの思い出-素直でいればよかった

デート,婚活,リード

婚活で3歳年下の彼と出会い、付き合いました。

 

3歳も離れていたという事もあり、どうしても主導権が私に移りがちでした。

 

デートでどこに行くか、どこで食事をするかを私が決めることが大半でした。

 

婚活で出会いましたが、甘えたくても甘えられない年上のプライドと、
年下ながらに頼もしさを演出しようと頑張っている彼とは衝突する事も多かったですが、
いつも彼の「ごめんね」の一言で事態は収束していました。

 

婚活で出会ったので、お互い結婚を意識していましたが、私はそんな彼の優しさにもなんとなく物足りなさを感じ始めていました。

 

そんなある日、彼が来週のデートは水族館に行かないかと提案してきました。

 

いつもならデートに関して「どこでもいいよ」「何でもいいよ」という具合に返事が返ってくるので、
結局私の食べたいもの、行きたい所へ行く事が常だった。

 

もちろん彼の好みも考慮してデートを決めてはいたのだが、
あまり自分を語らない人だったのでどう思っていたのかは分かりませんでした。

 

そんな事もあり彼からデートの提案してきてくれたのは、驚きはしたのですが、
珍しい彼からの提案に嬉しかったのもあり即答でOKしました。

 

水族館デート当日。

 

いつもの待ち合わせ場所に行くと既に彼は待っていました。

 

普段はしない貧乏ゆすりなんかして落ち着きがないと思ったら、
開口一番「今日は!思う存分僕に甘えて!いつも色々任せきりだけど、本当は寂しがりやで甘えん坊だって分かってる。いつも僕をサポートしてくれてありがとう。だから今日だけじゃなくて、これからはもっと甘えていいんだよ!」と、顔を真っ赤にしながら彼は言った。

 

突然の甘えてくれ宣言にびっくりしたが、気が付いたら二人とも泣いていました。

 

その日からは今まで出せなかった自分をさらけ出せる様になり、
ささいな衝突も無くなっていきました。

 

なにより頼りないと思っていた彼が実はちゃんと私の内面を見ていてくれていた事、
頼りないのではなく、いつも横で見守ってくれていたという事実に気が付きました。

 

婚活で出会い、お互い遠慮もありました。

 

特に彼は、年下という部分が影響して、私に少し遠慮してしまっていた部分と、リードしようという気持ちとで揺れていたと思います。

 

婚活で出会い、お互い好感を持ち、付き合うようになった。

 

しかし、関係性を深めるのはこれからでした。

 

お互いの距離感もあり、デートで遠慮してしまう部分もありました。

 

婚活って難しいと思います。

 

付き合ってからお互いの色々な面が見えてくることも多い。

 

こんな面があったと驚くことも多い。

 

婚活して初めて会った時、彼はデートプランを考えてくれていました。

 

しかし、私の性格もありますが、私に遠慮するようにもなっていってしまった。

 

私が年上ということもありました。

 

そうしていくうちにデートは私が考えるようになってしまった。

 

彼はそれを気にしつつ、悩んだと思います。

 

婚活で彼と会って、甘えたい、頼りにしたい。

 

でも、まだ彼に甘えるほど関係性ができていない。

 

年上の私が甘えてしまっては変に思われるかもしれないという私の意識がありました。

 

彼としても婚活で出会い、男がリードするところを見せたかったそうです。

 

でも、私がそれを許さないような雰囲気を出していました。

 

私の意識が彼に迷惑をかけていました。

 

彼のことが好き、でも甘えていいのかという私の考えが彼を辛い立場に追いやってしまいました。

 

しかし、水族館デートを彼が計画してくれ、そして彼が宣言してくれた。

 

彼との距離がぐっと近くなり、私は私に張っていたバリアを解くことができました。

 

彼に謝りたい。

 

今までのこと、謝りました。

 

婚活で出会ったからこそ、自然体でいれば良かった。

 

自分が作ったバリアがバカだと思いました。

 

思い出のデートというと、このことを思い出します。

 

この出来事がきっかけとなり、私は彼に自分の素を見せられるようになった。

 

思い出のデート。

 

彼が好きで、強がっていた私。

 

彼に物足りなさを感じていた私もいた。

 

それが、このデートがきっかけとなり、変わった。

 

私は弱い部分もあるし、彼に守ってもらいたいと思う気持ちもある。

 

自然体でいればいい。彼がいつも見守ってくれる。

 

今でも時折、頼りない部分を見せる彼。

 

それでもリードしようとしてくれる。

 

「いつもありがとう。ありがとう。リードしてくれてありがとう」

 

そういって、ほっぺにキスをすると、年下らしい愛くるしい笑顔で笑ってくれる彼が好き。

 

今年結婚する私たち。

 

プロポーズの時、「○○のことが好き。私には頼りない部分があるけれど、ついてきてほしい。僕がリードします」と言ってはにかんだ彼。

 

私は、クスッと笑ってしまった。

 

そして彼の胸の中で泣いた。

 

彼について行こう。ついて行きたい。大好きな彼と一緒に歩きたい。

 

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